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デジタル指示調節計/温度調節器
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BC□2シリーズ(BCS2/BCR2/BCD2) |
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BC□2シリーズは,弊社のデジタル指示調節計 JC□シリーズの後継機種として,操作性,制御性,機能性,視認性,省スペース性などを向上させた,新しいスタンダード調節計です。温度調節計(温度調節器)としてはもちろん、様々な用途でお使いいただけます。
BCS2(W48×H48mm)
BCR2(W48×H96mm)
BCD2(W96×H96mm)
JC□-33A --> BC□2 置換資料
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立ち上げオートチューニング(AT)機能は,温度干渉により,通常のオートチューニング(AT)が正常に行われない場合、昇温状態だけでPIDパラメータを算出します。
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立ち上げオートチューニング(AT)動作図
(1) AT計測中(立ち上げ時から定常状態になるまでの時間)
(2) PID算出点
(3) 立ち上げATで設定されたPID定数で制御
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1パターン,9ステップの簡易プログラム機能を標準搭載しました。
イベント出力割付により,タイムシグナル出力またはパターンエンド出力が選択可能です。
パターン数: 1
ステップ数: 9
ステップSV: スケーリング下限値~スケーリング上限値
ステップ時間: 00:00~99:59(単位は,時:分または分:秒)
ウエイト: 0~入力スパン(スケーリング幅)の20 %相当の換算値
停電復帰動作: 停電復帰後停止/継続/一時停止
プログラム制御スタート方式: PVスタート/PVRスタート/SVスタート
リピート回数: 0~10000 |
プログラム・パターン例
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直流電流出力形の場合,簡易変換器として使用可能です。
入力信号を,絶縁された4~20 mA DCに変換して出力します。 |
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イベント入力最大2点(オプション),イベント出力最大2点(1点は標準装備)。
警報出力,ヒータ断線警報出力(オプション),ループ異常警報出力の他,タイムシグナル出力,パターンエンド出力など豊富な入出力機能の中から任意に選択可能です。 |
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大きく見やすい5桁のPV, SV表示器で,幅広い測定範囲を表示します。
BCD2 文字寸法 24×11 mm(高さ×幅)
JCD-33A 文字寸法 18×8 mm(高さ×幅) |
BCD2
JCD-33A
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首下60 mmの奥行きで,省スペースに貢献します。
BCD2 首下60 mm
JCD-33A 首下98.5 mm |
BCD2とJCD-33Aの比較
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ツールケーブル(別売品)でパソコンとBCx2シリーズを接続し,専用ソフトウェアを使用することにより,机上で簡単に各種設定が行えます。
パソコンからの電源供給により,BCx2シリーズへの電源の配線は不要です。 |
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埃,水がかかる過酷な環境下でも使用できる前面部 IP66構造です。 |
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形 名 |
(*1): |
熱電対,測温抵抗体,直流電流,直流電圧をキー操作で選択することができます。 |
(*2): |
オプション①,オプション②から,それぞれひとつづつ選択が可能です。 |
(*3): |
イベント出力 EV1 は標準です。
イベント出力 EV1/EV2 割付選択で,警報出力 [ 警報動作 (12 種類と動作無し )],ヒータ断線警報出力,ループ異常警報出力,タイムシグナル出力,AT 中出力,パターンエンド出力,通信コマンドによる出力または加熱冷却制御制御出力 OUT2 ( オプション :
EV2のみ ) の中からキー操作で選択することができます。
イベント出力 EV1/EV2 ともに,ヒータ断線警報出力および通信 コマンドによる出力はオプション : C5W, EIW, C5, W を付加した場合のみ有効となります。 |
(*4): |
オプション : EV2+D□ とオプション : EIT を同時に付加した場合,伝送出力端子が EV2 出力端子となるため,伝送出力は働きません。
BCS2 の場合,EV2+D□は選択できません。 |
(*5): |
BCS2 の場合,イベント入力 (2 点 ) は付加されません。 |
(*6): |
直流電流形の場合ヒータ断線警報は働きません。CT は別売品となります。 |
(*7): |
BCS2 の場合,イベント入力は 1 点になります。 |
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定 格 |
定格目盛 |
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入 力 |
熱電対 |
K, J, R, S, B, E, T, N, PL-Ⅱ, C(W/Re5-26)
外部抵抗 100 以下
ただし,B入力の場合,外部抵抗 40 以下 |
測温抵抗体 |
Pt100, JPt100 3導線式
許容入力導線抵抗 一線当たりの抵抗値 10 以下 |
直流電流 |
0~20 mA DC, 4~20 mA DC
入力インピーダンス 50 以下
許容入力電流 50 mA以下 |
直流電圧 |
0~1 V DC
入力インピーダンス 1 M以上
許容入力電圧 5 V DC以下
許容信号源抵抗 2 k以下 |
0~5 V DC, 1~5 V DC, 0~10 V DC
入力インピーダンス 100 k以上
許容入力電圧 15 V DC以下
許容信号源抵抗 100 以下 |
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電源電圧 |
100~240V AC 50/60Hz, 24V
AC/DC 50/60Hz |
許容変動範囲 |
85~264V AC, 20~28V AC/DC |
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一般構造 |
外形寸法 |
BCS2 |
48×48×68(首下60) mm(W×H×D) |
BCR2 |
48×96×68(首下60) mm(W×H×D) |
BCD2 |
96×96×68(首下60) mm(W×H×D) |
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取り付け方式 |
制御盤埋め込み方式 |
ケース |
難燃性樹脂 黒 |
パネル |
メンブレンシート |
防滴・防塵構造 |
前面部 IP66,リアケース IP20,端子部
IP00 |
表示器 |
BCS2 |
PV表示器: 12.4×5.8 mm(高さ×幅)
SV表示器: 8.8×3.9 mm(高さ×幅) |
BCR2 |
PV表示器: 14×5.8 mm(高さ×幅)
SV表示器: 14×5.8 mm(高さ×幅)
STEP/MEMO表示器: 14×5.8 mm(高さ×幅) |
BCD2 |
PV表示器: 24×11 mm(高さ×幅)
SV表示器: 14×7 mm(高さ×幅)
STEP/MEMO表示器: 14×7 mm(高さ×幅) |
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指示性能 |
基準精度 |
周囲温度23 (パネル面個別取り付けにおいて)
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周囲温度の影響 |
各入力スパンの50 ppm/以内 |
入力サンプリング周期 |
125 ms |
時間精度 |
設定時間に対して1.0
%以内 |
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制御性能 |
制御動作 |
PID動作(オートチューニング機能付)
PI動作 微分時間の設定を0にした場合
PD動作(オート,手動リセット機能付) 積分時間の設定を0にした場合
P動作(オート,手動リセット機能付) 積分時間,微分時間の設定を0にした場合
ON/OFF動作 比例帯の設定を0にした場合
比例帯(P) |
0~入力スパン ()
直流電流,電圧入力の場合,0.0~1000.0 % |
積分時間(I) |
0~3600秒 |
微分時間(D) |
0~1800秒 |
比例周期 |
0.5, 1~120秒 |
ARW機能 |
0~100 % |
手動リセット |
比例帯設定値 |
ON/OFF動作すきま |
0.1~1000.0 ()
直流電流,電圧入力の場合,1~10000 |
出力上限,出力下限 |
0~100 %
直流電流出力の場合,-5~105 % |
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制御出力 |
リレー接点 1a |
制御容量 3 A 250 V AC(抵抗負荷)
1 A 250 V AC(誘導負荷 cos=0.4)
電気的寿命 10万回
最小適用負荷 10 mA 5 V DC |
無接点電圧
(SSR駆動用) |
12 V DC15
%
最大 40 mA(短絡保護回路付き) |
直流電流 |
4~20 mA DC
分解能 12000
負荷抵抗 最大 550 |
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標準機能 |
EV1出力 |
イベント出力EV1割付選択で選択したイベント条件によって出力がONまたはOFFする。 |
簡易変換器機能 |
直流電流出力形の場合,簡易変換器として使用可能。
入力信号を,絶縁された4~20 mA DCに変換して出力する。 |
付属機能 |
センサ補正係数,センサ補正,設定値ロック,自動/手動制御切り替え,設定値ランプ機能,SV上昇率下降率動作選択,プログラム制御機能,停電対策,自己診断,自動冷接点温度補償,入力異常,バーンアウト,ウォームアップ表示,コンソール通信 |
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オプション機能 |
イベント入力
BCS2(オプション: EIW, EIT, EI)
BCR2/BCD2(オプション: C5W, EIW, EIT, EI) |
イベント入力を2点(BCS2でオプション: EITの場合,1点)付加でき,イベント入力DI1/DI2割付選択で割り付けたイベントが,DI1,
DI2入力のON(閉)またはOFF(開)状態により実行する。
閉時回路電流: 約16 mA |
イベント出力
(オプション: EV2) |
イベント出力EV2割付選択で選択したイベント条件によって出力がONまたはOFFする。
リレー接点 1a |
ヒータ断線警報
(オプション: C5W, EIW, W) |
ヒータ電流をCT(カレントトランス)で監視し,ヒータ断線を検出する。
イベント出力EV1またはEV2割付選択で,ヒータ断線警報出力を選択したEV1またはEV2出力がONまたはOFFする。
バーンアウト時にも,この警報が出力する。
定格 |
20 A, 100 A(注文時に指定)
単相: CT1入力で検出
三相: CT1, CT2入力で検出 |
設定精度 |
定格値の5
% |
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加熱冷却制御出力
(オプション: DS, DA, EV2) |
加熱冷却制御を行う。
動作モードをキー操作で選択する。
・空冷: リニア特性
・油冷: 1.5乗特性
・水冷: 2乗特性
OUT2出力
・DS: 無接点電圧(SSR駆動用)
・DA: 直流電流
・EV2: リレー接点 1a |
シリアル通信
(オプション: C5W, C5) |
外部コンピュータから下記操作を行う
(1) SV,PID,各種設定値の読み取りおよび設定
(2) PV,動作状態の読み取り
(3) 機能の変更
通信回線 |
EIA RS-485準拠 |
通信方式 |
半二重通信 |
通信速度 |
9600, 19200, 38400bpsをキー操作で選択する。 |
同期方式 |
調歩同期式 |
データビット/パリティ |
データビット7または8ビット,パリティ偶数/奇数/パリティ無しをキー操作で選択する。 |
ストップビット |
1または2ビットをキー操作で選択する。 |
通信プロトコル |
神港標準, Modbus ASCII, Modbus RTUをキー操作で選択する。 |
弊社プログラムコントローラとのデジタル外部設定
PC-900, PCD-33A(オプション: SVTC)よりデジタル設定値を受け取る |
外部設定入力
(オプション: EIT) |
外部アナログ信号にリモートバイアス値を加算した値をSVとする。
プログラム制御時は無効。
設定信号 |
4~20 mA DC |
許容入力 |
50 mA DC以下 |
入力インピーダンス |
50 以下 |
入力サンプリング |
125 ms |
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伝送出力
(オプション: EIT) |
PV伝送,SV伝送,MV伝送,DV伝送のいずれかを125
ms毎にアナログ量に変換し出力する。
伝送出力上限設定と伝送出力下限設定が同じ場合,伝送出力下限を出力する。
分解能 |
12000 |
出 力 |
4~20 mA DC(負荷抵抗 最大550 ) |
出力精度 |
伝送出力スパンの0.3
%以内 |
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絶縁電源出力
(オプション: P24) |
出力電圧 |
24 V3
V DC(負荷電流 30 mA DC時) |
リップル電圧 |
200 mV DC以内(負荷電流 30 mA DC時) |
最大負荷電流 |
30 mA DC |
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絶縁,耐電圧 |
絶縁抵抗 |
500 V DC 10 M以上
OUT1, OUT2が共に無接点電圧出力または直流電流出力の場合,OUT1-OUT2間は非絶縁となる。 |
耐電圧 |
入力端子 - 電源端子間 1.5 kV AC 1分間
出力端子 - 電源端子間 1.5 kV AC 1分間
出力端子(P24) - 電源端子間 500 V AC 1分間 |
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その他 |
消費電力 |
100~240 V AC |
約 8 VA以下(オプション最大付加時,約 11 VA以下) |
24 V AC |
約 5 VA以下(オプション最大付加時,約 8 VA以下) |
24 V DC |
約 5 W以下(オプション最大付加時,約 8 W以下) |
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周囲温度 |
-10~55 (ただし,結露または氷結しないこと) |
周囲湿度 |
35~85%RH (ただし,結露しないこと) |
質 量 |
BCS2 |
約 110 g |
BCR2 |
約 160 g |
BCD2 |
約 220 g |
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BCS2
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BCR2, BCD2
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外形寸法図(単位: mm) |
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BCS2
(*): 端子カバー取り付け時の寸法です。
BCR2
(*): 端子カバー取り付け時の寸法です。
BCD2
(*): 端子カバー取り付け時の寸法です。
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パネルカット(単位: mm) |
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BCS2
BCR2
BCD2
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