警報動作
・上限警報(偏差警報)
目標値(SV)に対して±の偏差設定で,現在値(PV)が上限警報設定値に達すると警報出力ONとなります。
[設定例]
目標値(SV): 200℃
A1動作点: 5℃
A1動作すきま: 2.0℃
[警報動作]
205℃≦現在値(PV)の時,警報出力ON
現在値(PV)≦203℃の時,警報出力OFF
・下限警報(偏差警報)
目標値(SV)に対して±の偏差設定で,現在値(PV)が下限警報設定値に達すると警報出力ONとなります。
[設定例]
目標値(SV): 200℃
A1動作点: -5℃
A1動作すきま: 2.0℃
[警報動作]
現在値(PV)≦195℃の時,警報出力ON
197℃≦現在値(PV)の時,警報出力OFF
・上下限警報(偏差警報)
上限警報と下限警報の両方を備えた警報で,現在値(PV)が上下何れの警報設定値に達すると警報出力ONとなります。
[設定例]
目標値(SV): 200℃
A1動作点: 5℃
A1動作すきま: 2.0℃
[警報動作]
205℃≦現在値(PV)または現在値(PV)≦195℃の時,警報出力ON
197℃≦現在値(PV)≦203℃の時,警報出力OFF
・上下限範囲警報(偏差警報)
上下限の設定範囲内で出力がON状態の時,現在値(PV)が上下何れかの警報設定値を越えると出力はOFFになります。
[設定例]
目標値(SV): 200℃
A1動作点: 5℃
A1動作すきま: 2.0℃
[警報動作]
195℃≦現在値(PV)≦205℃の時,警報出力ON
207℃≦現在値(PV)または現在値(P V)≦193℃の時,警報出力OFF
・絶対値警報
計器の目盛範囲内で,任意の点に警報設定でき,現在値(PV)がその警報設定値に達すると警報出力ONとなります。
絶対値上限警報
[設定例]
A1動作点: 205℃
A1動作すきま: 2.0℃
[警報動作]
205℃≦現在値(PV)の時,警報出力ON
現在値(PV)≦203℃の時,警報出力OFF
絶対値下限警報
[設定例]
A1動作点: 195℃
A1動作すきま: 2.0℃
[警報動作]
現在値(PV)≦195℃の時,警報出力ON
197℃≦現在値(PV)の時,警報出力OFF
・待機機能
この機能は,計器電源投入時,現在値(PV)が警報動作のはたらく領域内であっても出力が出ない機能です。
また,運転中に目標値(SV)を変更したために警報動作点が上記の領域内に入っても警報出力が出ない機能です。
運転を継続させ,現在値(PV)がその警報動作点を一度越えると待機機能は解除されます。
待機付上限警報
[設定例]
目標値(SV): 200℃
A1動作点: 5℃
A1動作すきま: 2.0℃
[警報動作]
205℃≦現在値(PV)の時,警報出力ON
現在値(PV)≦203℃の時,警報出力OFF
待機付下限警報
[設定例]
目標値(SV): 200℃
A1動作点: -5℃
A1動作すきま: 2.0℃
[警報動作]
現在値(PV)≦195℃の時,警報出力ON
197℃≦現在値(PV)の時,警報出力OFF
待機付上下限警報
[設定例]
目標値(SV): 200℃
A1動作点: 5℃
A1動作すきま: 2.0℃
[警報動作]
205℃≦現在値(PV)または現在値(PV)≦195℃の時,警報出力ON
197℃≦現在値(PV)≦203℃の時,警報出力OFF
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